たまには少しマジメなことも書きます
少し前に(今も?)流行っていた「昆布系カラートリートメント」
意外と知らない方も多いのですが、コレ、昆布の力で染まっているわけではありません
実際には保湿・湿潤剤として配合されてるようですが、染まりとは全く無関係
化学染料が毛髪の表面付近に吸着するのを保湿しながら横で見守ってるのがコンブ君なんです
自然のものだし体に良さそう みたいな販促イメージとしての「昆布」です
CMなどでも最近よく耳にするカラートリートメントというワード
カラートリートメントと呼ばれる製品には大抵「塩基性染料」と「HC染料」というものが配合されていて、かぶれの原因となる酸化染料(ジアミン)は入っていません
「塩基性染料」と「HC染料」というのは2001年の国の規制緩和で使用できるようになった染料ですが、染着力はあまり強くはなく、、、
と、あまり小難しいことを書いても読む気が失せてしまうと思いますので簡単にまとめてみると
◆ 酸化染料やアルカリ剤を含まないので、ダメージやかぶれの心配はほぼナシ
◆ 染着力は弱めなので、継続使用による効果に期待
◆ 市販品は染まりを重視するあまり、染料の残りが後日サロンで行うカラーやパーマの仕上がりに影響を及ぼすことも
◆ 黒髪を明るくすることはできない。既に明るく染めてある髪や白髪に効果的
ちなみに使用成分の観点から見てみると、現在のところ市販品もサロン専売品もさほど大きな違いはないそうです
ヘアマニキュアとも似た部分がありますが、染まりはマニキュアの方に軍配が上がります
ではなぜトリートメントマニキュアというものが無いかというと、イオンの性質上実現は難しいようで
最近お客様に聞かれることも多かったので記事にしてみましたが、私としては特に悪いものではないと思います
ただどうしても毛髪の表面に染料が付着していくタイプの染め方ですので、場合によってはサロンで行うカラーやパーマの薬剤の浸透を妨げてしまう恐れはあるかと
美容業界でも最近「塩基性染料配合のカラートリートメント」の新商品が多くみられますが、アポロンでは現在導入を検討中です
使い方によっては新たなカラーメニューとして価値あるものになっていきそうですが、もう少し勉強してみます
ところで、
こんなものを作ってみました
ホームセンターで買ってきた端材を塗ってNEGOZIO DI BILLYの文字を
「ビリーのお店」という意味ですが、ちょっとヘアアクセサリーなんか置いちゃってみようかな
ということで
ビリーのお店、オープンです
ビリー店長
水牛です 笑
まだまだ商品少ないですが、詳しくはまた後日