アメリカでトリクロサンやトリクロカルバンなどを含む19種類の成分を含むせっけんの販売禁止が発表されました
これらの殺菌剤を含む石鹸は、通常の石鹸と比べて優れた殺菌効果があるとはいえず、かえって免疫系に悪影響を及ぼすおそれがあるようです
日本でも殺菌作用をうたう石鹸・ハンドソープ・ボディソープ・歯磨き粉などに広く使用されていて、防腐剤・抗菌剤・消臭剤としても化粧水やクレンジング剤・美容液・フェイスクリーム・日焼け止めといった化粧品類にも添加されています
ちなみに日本で販売されている殺菌剤使用製品の多くは、「薬用」と名前がついているのが特徴です
以下は某ページからの抜粋ですが、なかなか怖いことが書いてあります
【トリクロサンやトリクロカルバンは環境ホルモン作用が指摘され、内分泌かく乱作用や筋収縮異常との関連が懸念されている。動物実験では肝硬変や肝細胞がんの発症リスクが高まることが判明している。食品添加物ではないとはいえ、皮膚を通して体内に取り込まれることがわかっている。また、歯磨き粉、マウスウォッシュなどによって体内に取り込まれる可能性も高い。米国の調査では、トリクロサン含有製品を使用している人のうち、75%の人の尿からトリクロサンが検出され、授乳中の女性の母乳の97%から検出されたというデータもある。
さらに、トリクロサンやトリクロカルバンは河川などの水質調査でも検出されることが多い。下水から河川・海へ危険な化学物質を排出していることになり、生態系への影響も無視できない。
トリクロサンを含む製品は、すでに昨年からヨーロッパでは販売中止となっている。米国の動きを受けて、日本政府も対応に乗り出した。菅義偉官房長官は7日の記者会見で「日本においても同様の成分を含む商品の確認を早急に実施し、とるべき措置について検討を行っていく」と述べた。
メーカーでもトリクロサンの使用中止に乗り出す動きが加速している。トリクロサンやトリクロカルバンを使用していた製品でも、イソプロピルメチルフェノールなど別の殺菌成分に切り替える商品が出始めた。
だが、そもそも抗菌石鹸を使用する必要があるのだろうか。複数の外科医師に話を聞いてみたが、手術をする前でも普通の石鹸で手を洗い、水でよく流し、アルコールスプレーで消毒する程度だという。もちろん、その上で手術用手袋はするが、抗菌石鹸を使うという声はなかった。手洗いに限らず、普通の生活を送る上で殺菌・抗菌という言葉に過敏になっているのではないだろうか】
ということで、早速自宅やお店にあるもので調べてみたところ、歯磨き粉はセーフでしたがハンドソープの成分表示を見るとバッチリ入ってました
↓ 市販のシャンプーに含まれていることもあるみたいなので注意が必要です
一見良さげなこちらの牛乳石鹸も
入っちゃってますね
規制がなかったのでメーカー側を責めることはできませんが、既に厚生労働省が各都道府県に代替品に切り替えるよう通知を出しているくらいですので、間もなく市場から消えていくと思います
話は変わりますが、以前にもブログで紹介させていただきましたヘアドネーション(毛髪の寄付)の反響が思いのほか大きく、とてもありがたく思ってます
静岡県東部地方ではまだまだ賛同美容室が少ないようで、御殿場にこういうお店があって良かったとのお言葉をいただくことも
ヘアドネーションをされるお客様は31cm以上カットすることになりますので、皆様大変身してお帰りになられます
個人的にはショートスタイルが好きなので、余計に気合いが入ります
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